こんにちは。ベースポイント のさだです。
モチベーションという言葉を聞いたことがないという人は少ないと思います。
モチベーションの意味を今一度確認しておくと、モチベーションとは人が行動を起こす時の要因、動機を意味しています。
そして、モチベーションには大きく2種類あると言われています。それは「内発的モチベーション」と「外発的モチベーション」です。
2種類のモチベーション
内発的モチベーションとは
内発的モチベーションとはその作業や仕事、取り組み自体に面白さ、楽しさ、充実感を持っており、その取り組みをやること自体にモチベーションを持てている状態です。内発という言葉が示す通り、自分の気持ちや気分が作業自体から高まる状態です。
この内発的モチベーションは、「やればできる」という自律性と「環境をコントロールしている」という有能性の2つの感覚が重要と言われています。さらに、周りとの関係が良好で支援しあえる関係にあるとき、この内発的モチベーションはさらに高まります。
外発的モチベーションとは
一方で、内発的モチベーションに対し、外発的モチベーションは行動を起こす理由・要因が自分の外にあるということです。他人からの評価や報酬などがここにあたります。
モチベーションの使い分け
基本的には自ら仕事や作業のモチベーションを見出す「内発的モチベーション」の方が良しとされることは多いです。理由としては外発的モチベーションに依存してしまっている人は、報酬がなくなったとき、報酬に価値を感じなくなった時に、仕事・作業をやめてしまうからです。外発的モチベーションが悪かといえば決してそうではありません。仕事が楽しいから給料はいらない、ということがないのと同じ道理です。
つまり、どちらのモチベーションが良い悪いではなく、双方が関連・関係しあって、人のモチベーションは生まれているということです。
アンダーマイニング効果というものがあり、これは内発的モチベーションで動いていたものに対して、報酬を与えたり、報酬をあげたりすることによって、逆にモチベーションを下げてしまうという効果です。
人間はナマ物である
人は当たり前ですが、生ものです。その場、その時によって、感じている価値が異なります。報酬・お金が絶対条件で働いている時期もあれば、楽しさが優先順位を高めているケースもあるでしょう。その時々で自分が何を大事にしたいのか、しっかりと向き合い、考えていけば、モチベーションを下げることなく、働くことができるのではないでしょうか。