こんにちは。ベースポイント のさだです。

ここ最近、大手企業の業績予想の下方修正が相次いでいます。「サイバーエージェント」「ZOZO」「任天堂」「シャープ」など、名だたる企業が業績を下方修正しています。サイバーエージェントの藤田社長はブログで今回の下方修正の理由を公開していました。

↓↓サイバーエージェント 藤田社長のブログ
タイトル「下方修正」
https://ameblo.jp/shibuya/entry-12436315278.html

この記事をみるとキーワードは「意思決定」「危機感」の2つがあります(もう1つは株価)。これはビジネスをしている人にも共通する目標の考え方を考えさせられる部分です。

高すぎる目標が引き起こす2つの弊害

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目標は高ければ良い、というわけではありません。正しい意思決定を生むために、そして成果につながる行動を生むために慎重に決めなければいけません。

高すぎる目標が生む弊害①意思決定を狂わせる

目標は意思決定の基準になります。その目標をベースに人は経営判断、事業判断、日々の行動の判断をしています。つまり誤った目標は誤った行動・判断を引き起こしてしまうわけです。

とかく目標は高い方が良いと考えがちですが、それが誤った判断を生み、事業や組織の成長を逆に遅らせてしまったり、取り返しのつかない判断を引き起こしてしまえば、それは高い目標であっても良い目標ではないですよね。

高すぎる目標が生む弊害②自己肯定感の欠如

色々とチャレンジし、行動しても、目標が高過ぎれば「できた」「やった」という感覚を持つことはできません。高い目標に向かって頑張っている自分は素敵です。しかし、目標が高すぎてどんなに頑張っても「できた」という成功体験・成功感覚が持てなければ、普通の人はどんどんモチベーションが下がってしまいます。

良い目標を立てる方法

目標を希望的観測で立ててしまえば、それが本当に正しい目標であり、良い目標なのかは判断できません。絶対に実現できないことがわかっているのに、やりたいから・できたら嬉しいからという理由で目標を立てても、お伝えした通り正しい意思決定はできず、自己肯定感をどんどん引き下げます。

モチベーションをあげ、成果に直結する動きを導く、そんな目標を組織のためにも、そこで頑張る社員や自分のためにも、目標のあり方・立て方を是非考えてみてください。新年の目標を立てた方も、もう2019年も1年たちました。このタイミングで一度是非見直してみてください。