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こんにちは。ベースポイント のさだです。

実は私が新卒で入った会社で一番最初に転職を考えた時期が、この夏の時期です。夏季休暇で実家に3日ほど帰り、ゆっくりした時に、「本当にこのままでいいのかな」「この仕事、ずっと続けていくのか」と思ってしまったのです。s湖から気持ちを持ち直すのに、1ヶ月かかりました。

しかし、経営の神様、ピーター・F・ドラッカー氏はこのような言葉を残しています。

「最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事につく確率は高くない。
得るべきところを知り、向いた仕事に移れるようになるには数年を要する。」

最初の仕事はくじ引きであるの真実

誰しもが大学もしくは高校・専門学校を卒業して、社会人になります。最初の仕事につく時、社会人になるときは、全てが初めてで、仕事を選ぶ基準も考えも、実際の仕事の経験のない”想像”で仕事を選び、考えるしかありません。これは就職活動に半年近くかける大学生も同じです。

自分では仕事のことがわからないために、OB訪問をしたり、説明会を聞いたり、キャリアセンターに相談に行ったりして、仕事のイメージを膨らませて、自分に合うか合わないかを考えるわけです。

自分に合う仕事を見つけるためには、「自分に合う業種」「自分に合う職種」「自分に合う会社」「自分に合う商材」「自分に合う上司・先輩」「自分に合う同僚・部下」が揃わなければいけません。これだけの条件が揃って初めて自分に良い仕事・職場が見つかるわけです。

これだけのマッチングを仕事を経験したことがない人が、自力で見つけることは難しいのは当然ですし、人に相談したところでなかなか解決しません。

大切なことは経験を無駄にしないこと

合う・合わない理由は誰でもあります。大事なことはそこで感じたことをしっかりと自分で整理していくことです。なんとなくで流してしまえば、転職する時にまた0から探し直しです。直前であったことに引っ張られて、例えば「上司に怒られたから今の上司みたいな人は嫌だ」とか、「ボーナスが少なかったらから、ボーナスが多い会社が良い」というように、今の会社にないものを求める転職になってしまうことが多いのです。

無い物ねだりの転職はうまくいきません。自分が何を大事にしたいのかを、経験をとおして整理し、それを実現するための転職でなければ、やはり転職はうまくいかないのです。しっかりと考えてみると、今の会社がベストということもあります。

経験を無駄にしないことがキャリアづくりでは一番大事なのです。