新宿貸し会議室・ノマドカフェBASEPOINTのささだです。
ゴールデンウイークももう後半。。あっという間ですね。
さて、今回は働きやすい職場について考えてみたいと思います。働きやすい職場の調査を、実は毎年、株式会社日経リサーチで「人を活かす会社」調査を行っています。
連休明けも働きやすい職場で働きたいと、誰しもが思うと思いますが、客観的な調査ではどのような項目で”働きやすさ”を図っているかご存知ですか?
働きやすさの調査は4つ
実際の評価は、大きく4つに分かれています。
(1)雇用・キャリア(2)ダイバーシティ経営
(3)育児・介護(4)職場環境・コミュニケーション
詳しくはこちらをご確認いただければと思います。
そして、今回の調査結果では下記のようになりました。
抜粋:日経就職Navi2016
しかし、このような大項目を見ても結局、いかに私たちが働く上で働きやすさにつながるのか、一切わかりませんよね。ということで、実際にビジネスパーソンが重視している項目が出ていました。
抜粋:日経就職Navi2016
結局は休みが取れるのか、労働時間は適正か、ということが評価項目になっています。また、意外に感じたのが、勤務年数の長さが3位に入っていたことです。
自分の働きやすさは制度ありきでは決まらない
働きやすいと感じるか否か、は制度や実績だけに依存するものではない、というのが私の持論です。働きやすさは、今目の前にいる従業員が働きやすいのか否かが重要なのです。他社との比較で、自社の足りない点に気づいたり、改善に繋がったりすれば意味があります。
他の会社でどのような取り組みをしていようが、現場の社員がいかに働きやすいかが大切なのです。
従業員がとにかくガンガン働きたい、と思っているのに、労働時間を規制したら、働きにくさを感じるはずです。(もちろん、働きすぎを抑止することも経営サイドでは必要ですが)
また、今回の調査で「研修の多さ」がランキングに入っていますが、仕事量・業務量が多いのに、研修が増えて、仕事が終わらないと嘆いている知人を私は何人も知っています。
結局、働きやすさとは、今、目の前にいる従業員がいかに働きやすいと思えるか否かが大切なのです。従業員のことを度外視して、制度ばかり作っている会社があれば、一度働くメンバーと話してみてください。気づいていないことがたくさんあるはずです。
本当の働きやすさは、制度の充実ではなく、従業員がいかに働きやすいと感じているかなのです。
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