おはようございます。ベースポイントの笹田です。
最近は、電通の問題で、働き方に関するニュースや議論が飛び交っていますね。残業削減、ということが先立って、議論が出ておりますが、必要な残業ももちろんあるものです。もちろん、過剰な残業は問題です。個人ではなく、組織の。働き方や仕事の回し方など、会社として働き方の仕組みを考えなければいけないでしょう。ただ、残業=なければ良いもの、というわけではなく、しっかりと向き合うことが大切だと考えている今日このごろです。
ということで、今日は残業時間との向き合い方を考えていこうと思います。
過剰残業=組織の働き方の仕組み・考え方の問題
仕事をしていたら、残業が発生することは仕方がないケースもあります。今日中にどうしてもやらなければいけない仕事、急遽お客様からお願いされた仕事、トラブルなど、やむを得ない事業はあります。
ただ、残業が常に発生しているということは、会社・組織の考え方や働く仕組みに問題があるはずです。例えば、よくあるケースが、残業時間の多さがその人の頑張りとして評価されてしまうことです。
これは、残業を暗に推奨していることになります。帰るに帰れない状況になっているのです。こういった、残業をするか否かを選べない状況が慢性的に発生しているのは、問題ということです。
残業するか否か、を自分で調整できることが気持ちの負担を減らす
残業の最も辛い状況は、嫌々残業をしている状況です。つまり、残業”しなければならない”環境下にずっと身を置かなければいけないことです。一方で、自分で働く時間をコントロールして、今日は残業して仕事を片付けてしまおう、という場合は、残業に対して悲観的に捉えることは減るはずです。
残業時間を減らすことは、個人ではできない
お伝えしてきた通り、残業時間の多さは、組織の働き方・考え方の問題です。
つまり、どんなに個人が業務を効率化したとしても、組織全体が変わらなければ、残業時間を大きく減らすことはできないのです。「1人に集中してしまっている仕事を、全体で進められるようにする」「なんとなく帰れない雰囲気をなくすため、上長が率先して帰る」「NO残業Dayを徹底する」など、やれることはたくさんあるはずです。
残業だけではない、働き方の問題
今回は、残業が事件もあったのでフォーカスされています。しかし、産休・育休や有給休暇などの休みを取ることもまた同様の状況にあるといえます。
働き方は組織の風土で決まるものです。メンバーにどう働いてほしいのか、そもそも自分はどうやって働きたいのか、考え、体現できる環境を作っていくことが大切なのです。今一度、自分の働き方を考えてみてください。