ちょっと、あなたの会社の就業規則を見てみてください。こんなことは書いてありませんか?
就業規則第○○条
1.社員が他の会社への就職、役員への就任、あるいは自ら事業を営む計画がある場合は、事前に会社に報告を行い、会社の許可を得なければならない。会社は、企業秩序・企業利益および従業員の完全な労務の提供の可否などの観点から、望ましくないと判断した場合は、それらを禁止することがある。この規定に違反した場合は、懲戒の対象とする。
おはようございます。新宿貸し会議室・ノマドカフェBACEPOINTのささだです。
いきなり、失礼いたしました。今回はいつもの会議やミーティングネタから離れて、キャリアについて考えてみようと思います。ちなみに、上の文何のことか、おわかりになりますか?知っている人は知っている、副業の禁止を謳う就業規則です。あなたの会社はどうですか?
今の日本は、多くの会社が副業を禁止しています。昔の名残ですが、「もっと今の仕事に集中させたい」「自社のノウハウを持っていかれたら困る」などの理由が背景であるわけです。
ただ、最近では、副業OKの会社が徐々に増えてきているのも、また事実です。
大手企業も副業解禁に動き始めている
引用:製造大手10社が副業容認 日産、富士通、花王など | 47NEWS
だいぶ前のニュースですが、副業を大手企業が認め始めているのです。
最近の流行り言葉で言えば、パラレルキャリアという考え方です。実は、グリー株式会社やInstagramも実はパラレルキャリアから生まれています。このご時勢、会社に依存すること、されることの怖さを双方に感じていることが、表れているのかもしれません。
ちなみに、こんな面白い取り組みをしている会社もあります。
1つの仕事に集中することが禁止されている会社がある
引用:大企業こそ副業を推奨せよ!?「専業禁止」を掲げるエンファクトリーの成果。 | CAREER HACK
この記事を見て、私はエンファクトリーという会社を知りました。しかし、この会社の取り組みは人によっては、魅力的ですよね。この記事中にもある通り、今のご時世会社に依存する生き方は危険ですよね、と私は思います。
大手企業も突然、潰れてしまう時代ですからね。良い大学に入って、大きな会社に行けば、絶対安泰ではなくなってしまったのです。昔であれば、とにかく入った会社にしがみついていればOKという人もいました。年を重ねれば、自然と給与が上がっていく、という時代です。
ただ、私の父親とか見ていても、一生懸命働いているんですよね。それは、頑張れば頑張る分だけ、見返りがあったからだとも思います。また、他に選択肢がなかったのも事実ではないかと思います。
理想の働き方は、環境じゃなくて自分で決めよう
人によって、理想の働き方、仕事の仕方は違います。まずは、自分がどう働きたいのかを考えてみるところから、初めて見るのが良いと思います。「なんとなく」「とりあえず」、最初に入った会社だから、などといった惰性で働いてしまうと、後悔するのは自分です。
副業だから良い、大手に入ったから悪い、ではなく、「自分がこうしたい!」という思いを持って、働いて欲しいのです。今は選択肢がたくさんあります。しかし、多くの情報が加工されています。今回の”専業禁止”も、今までこのような考えがなかったので、すごく魅力的に映ると思います。しかし、その見知らぬものだから、という輝きはメッキです。やがて、剥がれます。本当に自分がそのように働きたいのか、をぜひ考えてみてください。
とはいえ、下記みたいに、どうどうと副業を推奨してくれる会社も珍しいですよね。
これだけ多様化した働き方が認められる世の中、様々なキャリアの積み方について考えていくと面白いですね。次回は、大企業で働くことについて、考えてみたいと思います。
ちなみに、私も実はこの記事、副業として書いているのです。なので、興味がある方、ぜひ一緒にBACEPOINTで一緒にお茶でもしながら語らいましょう!笑