こんにちは。ベースポイントのさだです。

先月6月1日、フリーランスのマッチングプラットフォーム、クラウドソーシングのランサーズが「#採用やめよう」という広告を6月1日付の日本経済新聞本誌に天地逆さにして掲載しました。

↓実際に掲載された内容はこちら

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賛否両論を読んだこの広告ですが、世の中にインパクトを与えたのは事実です。

働き方の選択肢は増えている

ランサーズの解説記事でもこのようなコメントがあります。

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採用や就職、正社員を否定するつもりは一切ありません。ただ、企業が人材がほしいと思った時に「正社員だけが人材である」という考え方には強い疑問を抱えておりました。

引用:ランサーズ

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正社員前提だった働き方から「フリーランス」「副業」「複業」などの新しい仕事の仕方が生まれ、実際に取り組んでいる人も増えてきています。意図的に非正規雇用で働いている人もたくさんいます。

そして、このような働き方でありながら企業や事業を支えているというケースも少なくありません。つまり、昔ほど正社員じゃなければいけないという時代ではなくなっているのです。

働き方の選択肢が増えるということは、今までと違った仕事の仕方と向き合い方が必要になります。ただそこから恩恵が得られる可能性も出てきます。

正社員依存しない働き方

会社にとってのメリットは柔軟に労働力を確保できることです。正社員となれば当然採用するコストもリスクも膨大なものがありました。しかし、フリーランスの活用や複業・副業でのメンバージョイン、プロジェクトベースで関わる人を増やすことで、臨機応変に働き手の数をコントロールできることはもちろん、協力者を増やすこともしやすくなるわけです。

もちろん情報面のリスクやセキュリティ問題があることは理解しています。しかし、今はツールやネット環境が整備されています。そのための仕組みづくりや環境構築は以前ほど難しくなくなっているはずです。

働き手のメリットは複数の職場にチャレンジしたり、自分の時間を確保したりできるようになることです。過去は「企業戦士」「モーレツ社員」が働く前提でした。しかし、こういった働き方は「ブラック企業」「働き方改革」といった言葉が一般化してきたように、社会から受け入れられなくなっています。自由に働くことへの需要と理解が広がったと言えます。

働き方の変更で大事なことは自分がどうしたいか

正社員という働き方が悪ではありません。正社員には正社員のメリットがあるからです。これは複業・副業も、フリーランスも、非正規雇用も全て同じで、メリット・デメリットがあります。

全ての働き方の問題を解決する雇用形態はありません。ではどうすべきか。選択肢が増えたということは自分で選べるようになったということです、自分はどうしたいのか、何を基準に働きたいかを真剣に考える時代がきたということです。