こんにちは。ベースポイント のさだです。

いきなりですが、こちらの図をご覧ください。

「日本人の人口推移」の画像検索結果

画像引用:毎日新聞

見ていただくとわかる通り、日本人の人口は年々減っています。厚生労働省の人口動態統計では05年に初めて出生数が死亡数を下回り、そこから減少の一途です。短期的に見れば緩やかに減少しているように見えますが、これを鎌倉幕府成立前まで遡ると、日本人の人口の大きな山が見えてきます。

Image from Gyazo

 

1868年の明治維新以降から急激に増えた日本人の人口は今急激に減少しているということです。

今日本が目指す社会とは?

首相官邸のWebサイトにはこのように書かれています。

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働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます。

引用:首相官邸

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つまり、人口が減っていく中でも、1億人の人口は維持しながら、格差をなくすべく誰でも活躍できる社会を作っていこうということです。

人口減少の中でもう1つ見ておかなければいけないのは、ただ人口が減るだけでなく、生産年齢人口の減少も大事なポイントです。生産年齢人口とは15歳から64歳までの人の人口を指します。つまり、バリバリ働ける人の年齢とこれまでされていたものです。しかし、年金の支給額を遅らせ、75歳まで働いてもらうという声も出ています。これは人生100年時代が影響しています。少ない人口で増える高齢者を支えきれないからです。

働き方改革はこれから訪れる日本の人口的な問題を解決しようという一手なのです。

働き方改革が進む中で個人がやるべきことは?

働き方改革が進むの主な狙いは「働き手のアップ」「人口のアップ」「生産性のアップ」です。

そして、そのための具体的な施策がこちらです。

  1. 非正規の処遇改善(同一労働同一賃金など)
  2. 賃金引き上げと労働生産性向上
  3. 長時間労働の是正
  4. 柔軟な働き方がしやすい環境整備
  5. 病気の治療、子育て・介護等と仕事の両立、障碍者就労の推進
  6. 外国人材の受入れ
  7. 女性・若者が活躍しやすい環境整備
  8. 雇用吸収力の高い産業への転職・再就職支援、格差を固定させない教育の充実
  9. 高齢者の就業促進

これらは2017年3月28日、政府は働き方改革実行計画の政府案を発表しました。そこには改革の柱として以下の9つが挙げられています。

これまでの22歳〜64歳までの男性が働くという昔ながらのスタイルから、様々な人が気持ちよく働ける社会を目指すとともに、さらには長時間労働などで個人を縛ることもなくなっていきます。

しかし、それは個々に求められることも多くなっているということです。自分の専門性・強みを明確にし、個で生きていく準備が求められているということにいち早く気づき、準備を進めていくことが大切です。