こんにちは。さだです。

面白い記事を見つけました。

週休3日制、会社も従業員もハッピーに? 海外で進むテスト導入
https://newsphere.jp/business/20181004-3/

海外では働き方がどんどん変わってきて、1日6時間労働をスウェーデンでは導入してみたり、8割の人がリモートワークを行うノルウェー、副業をドンドン増やすベトナムなど、国単位で大きな変化が出てきています。またもう1つの変化として週休3日のテストが海外では進んでいます。

そこで、今回はこの「週休3日」についてみていきたいと思います。この働き方については、海外のとある企業がテストしたところ、下記の結果になったそう。

週休3日の海外でのテスト結果

●職場と家庭を両立できると回答が24%向上
●ストレス・レベルは全社平均で7ポイント低減
●仕事へのモチベーションも大きく改善
●人生全般への満足度が5ポイント向上
●生産性増により、休日になった5日目の仕事量をカバー
●従業員の欠勤も減少し、売上の増加

週休3日運用の問題点

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週休3日運用の問題点は「働き方の移行」と「慣れ」、この2つかと思います。

まずはこの仕事の進め方を推進するにあたり、運用面の以降の壁があります。社内では移行できたとしても、お客様の兼ね合いもあり社外への理解を求める必要も出てきます(ただ、これを受け入れてくれない相手と取引をする価値があるかは要検討ですが)

また、人は「慣れる」生き物なので、現状の週休2日から3日になったタイミングでは幸福度が上がっても、それが継続しない可能性があります。そのため、徐々に生産性が落ちる可能性は否めません。結果、5日分の仕事量を4日ではカバーしきれなくなる可能性が出てきます。

とはいえ、週5日の仕事を週4日でできる環境が作れるのであれば、それは個人にとっても組織にとっても大きいのは間違いありません。また働く満足度をあげるのは、継続的に社員と向き合い、取り組み続ける問題でもあるので、「慣れる」からやらないは理由にならないとも思います。

週休2日は過去の働き方がベースになっている

当たり前の話ですが、週休2日は過去の働く環境を前提として作られたものでもあります。週休2日は1992年から始まったもの。もう40年弱経つにも関わらず、休みの取り方・働く時間が変わらないのはおかしな話でもあります。

休み方・働き方に自分たちを合わせるのではなく、今の働き方・休み方に合わせて、働く環境を考えるという視点は必要なのかと改めて思った次第です。