こんにちは。さだです。

働き方改革という言葉をご存知ですか。声高に叫ばれ、今注目度の高い取り組みの1つです。

働き方改革とは、首相官邸ホームページにはこのように書かれています。

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一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます。
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具体的には、「非正規雇用の処遇改善」「賃金引上げと労働生産性向上」「長時間労働の是正」「柔軟な働き方がしやすい環境整備」など中心として改善が議論されている取り組みです。

特に「長時間労働」の取り組みは注目度が高いです。下記は少し古いデータですが、2000時間の労働時間がきれず、世界的に見ても非常に働く時間が長いです。

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画像引用:長時間労働の怖さを知っていますか? | 連合ダイジェスト

長時間労働是正は気合の問題じゃない

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長時間労働が、個人的に仕事が遅いからなのか、組織として仕事を進める仕組みや考え方に問題があるのか。どちらが原因かは大きな問題です。どちらに問題があるかをチェックする方法は、社員の多くの人が長時間労働しているか否かでチェックできます。ただ数人だけ残業している会社でも、特定の人例えば若手のみが残業している会社は、組織文化に問題があります。

しかし、仕事のスピードをあげるといっても限界があります。基本的に改善すべきは組織としての”働かせ方”です。要するに社員の気合いで仕事のスピードを上げるではなく、どう働いてもらうか、経営者側の問題なのです。

働き方改革は働かせ方改革でなければいけない

働き方の問題を個人に依存させず、組織として考えることは非常に重要なことです。

残業、長時間労働が発生する理由は、文化的理由と機能的理由の2つがあります。

文化的理由とは、会社の考えや暗黙の了解です。例えば「早く帰る人は頑張っていない」という評価の会社では当然ながら、残業が美徳になっており、帰りづらい風土になっているわけです

機能的理由とは、仕事の量やルールです。文化的な側面が反映されていることが多いですが、ミーティングが夜や土日に設定されていたり、そもそもの仕事量がキャパを超えていると、当然ながら仕事時間は長くなります。

組織として働き方改革を実現するためには、働かせ方をどう工夫するかが大切です。今一度、会社の文化・機能に問題がないのか、会社・組織として経営者は振り返ってみてください。