こんにちは!ベースポイントのサダです。

ここ最近、「働き方改革」という言葉をよく耳にするようになりました。実際、この働き方改革とはどういうものなのか、改めて調べてみました。

働き方改革とは

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「働き方改革」は、一億総活躍社会の実現に向けた最大のチャレンジであり、日本の企業や暮らし方の文化を変えるものです。 厚生労働省では、女性も男性も、高齢者も若者も、障害や難病のある方も、一人ひとりのニーズにあった、納得のいく働き方を実現するため、「働き方改革」の実現に向けて取組を進めていきます。

 

引用:「働き方改革」の実現に向けて_厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148322.html

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内閣の発表している言葉はこうなっています。

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働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます。

 

引用:働き方改革の実現_首相官邸
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/ichiokusoukatsuyaku/hatarakikata.html#headline

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ただ、そもそもの目的としては、働きたい人が自分の働き方を考え、選べる社会を作り、働き手を増やしていきたいという発想かと思います。働き方改革と言うなのものとで、よく取り上げられているのは「残業問題」や「有給取得」などの働く時間に関する問題や、女性やシニア層など働き方・雇用に関する問題など、「働き方」と言っても、その問題は非常に深く、また幅広いと言えます。

残業時間や休日出勤だけが働き方改革ではない

働き方改革は、上述の通り、残業時間の抑制や休日の適正取得”だけ”が目的の取り組みではありません。「一人ひとりのニーズにあった、納得のいく働き方を実現」するための取り組みなのです。

もちろん、そのしがらみが勤務時間の長さ、残業時間の長さというケースは多いと思いますが、ただただ残業時間を減らすだけでは意味がありません。

先日の、テレビ東京のガイアの夜明けでは、こんな番組が放送されるほど、日本の残業文化は根深いのも事実です。

zangyo

出典:“残業”やめられますか?〜15周年企画 ニッポン転換のとき 第二弾〜_テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/

働き方改革は仕組みと文化を変えなければ何も変わらない

今の会社の仕組みで、ただただ働く時間だけを減らしては、成果が目減りするだけでしょう。また、従業員がついてこれないのも必然です。とにかく結果を出すために働け、と言われていたのに、「早く帰れ。けど成果は出せ」と言われるからです。

働き方はある種、その会社の文化や考え方が出ます。そして、その文化が会社の仕組みを作っています。単なるルール変更だけでは、会社単位の改革は行われないでしょう。その積み重ねが、結局日本全体でも一部の企業しか、残業時間が減っていないという現実になってしまうのです。

一部の体力に余裕がある大企業だけが、この取り組みをしても、効果は薄いのです。何故なら、日本の従業員の打ち、約7割が中小企業で働いているからです。

jugyouin

出典:大企業・中小企業の定義と企業数、従業者数_転職グッド
http://jobgood.jp/chusho

何かをしてもらう前提では、働き方は変わらない

とは言え、自分自身でも働き方を変えていく工夫と努力は必要です。「とりあえず土日に仕事すればいいや」という気持ちで、作業をしていたら、いつまでたっても仕事時間は短くなりません。個々が時間あたりの生産性を高めていかなければ、現状は変わらないのです。

働き方改革は、会社と個の変革無くして成り立たない

Concept of teamwork: Close-Up of hands business team showing un

働き方改革は、政府の取り組みとして、名前だけがどんどん前に出てしまっていますが、自分自身でも出来ることを意識して改善をしていかなければなりません。もちろん、会社としても、自社で今社員に対して出来ることを考えていかなければ、何も変わらないのです。

今、注目度も高く、周りの参道を得やすい状況だからこそ、今一度まずは自分の働き方から見つめなしてみるコトが必要なのかもしれませんね。