桜も咲いたかと思えば、もう散ってしまいましたね。

ちょっと前まで学生だった20歳ちょっとの青年が、4月1日を境に社会人になりました。黒いスーツに身を包み、期待と不安を抱えながら、研修をしている子もたくさんいる今日このごろです。

研修が終わると、いよいよ現場に配属され、”仕事”が始まります。そんな新人さんに伝えたい、働く上で大切なことを、今日はまとめました。

理由を考える前に、まずやってみよう

最近、頭でっかちになって、中々動けない新人が増えています。先輩・上司が求めているのは、別に新人さんに納得して動いてもらうことではありません。まずはやってみて欲しい、ということです。本音を言えば、理由は二の次、三の次。「とにかく動け」ということです。

なぜ、こういった新人が増えてしまっているのか。それは、極度に失敗を怖がっている、嫌がっているからです。しかし、新人は失敗をして学ばなければならないのです。先輩・上司は、最初のうちは成果を出して欲しいとは思っていません(もちろん、結果を出してくれれば嬉しいですが)。とにかく動いて、失敗して、早く1人前になってほしいのです。

注意されたことは1回で直そう

これは非常に大切なことです。これができない新人は、チャンスがどんどん減っていきます。新しいことができないのは、良いのです。しかし、同じミスを繰り返すと、信頼も仕事もどんどん減っていくので、要注意です。

注意・指摘されたことは、しっかりと振り返り、同じミスをしないようにしましょう。

チャンスがあったら、手をあげよう

上司・先輩が見ているのは、実際の仕事の成果以上に、入社半年間は積極性や主体性を見ています。繰り返しですが、できるできないは見ていません。まずは「やろうとしているか」という姿勢を問いているのです。

やってみようとする新人には、評価が高くなります。もちろん、半年以上経てば、結果も求められますが、最初は失敗してOKです。怒られてOKです。むしろ、怒られていない新人は、自分の仕事の仕方・姿勢に問題があると言っても過言ではありません。

もし、先輩・上司から「やりたい人?」と投げかけられたら、とにかく手を挙げてください。「これはやる意味あるのかな?」「こんなことやりたくない」という感情は、一旦置いておきましょう。まずやってください。

周りに気を配ろう

私の前職の会社では「気づき力」と言っていました。気づき力は、「感謝すること」と「自分にできることを見つける姿勢」です。

まずは、先輩・上司にしっかりと感謝しましょう。感謝するとは、心に思っているだけでは意味がありません。ちゃんと言葉にして、行動にして、感謝を示してください。

自分にできることは、何でも良いです。お茶くみ、コピー、掃除など、まずは庶務・雑務からで良いのです。そもそも新人にできることは、最初は限られています。だからこそ、誰にでもできることを率先してやることが大切なおです。

まとめ

「理由を考える前に、まずやってみよう」「注意されたことは1回で直そう」「チャンスがあったら、手をあげよう」「周りに気を配ろう」

これらは、難しいことは一切お伝えしていません。やろうとする姿勢があるかないか、それだけです。やれば今後の仕事の幅は広がります。ちょっと面倒なことも多いと思います。しかし、チャンスはいつも積み重ねからですよ。